今週のお題「肉」
私は学生時代広く浅い友達付き合いをしていました。その為、仲のいい人は多いけど、遊びに行ったりすることはほとんどありませんでした。
その広い友人関係の中に、超絶肉食系女子がいました。狙った獲物(男)は逃がさない！
絶対彼氏にするっていう、ハンターがいました。
なので、今回はこの肉食系女子についてお話していきたいと思います。
- 今週のお題「肉」
- 肉食系女子のアツコちゃん（仮）
- 肉食系女子アツコちゃん（仮）、好きな男性ができる。
- 標的の名前は、タロウ先輩（仮）。
- アツコちゃん（仮）の計画的な出会い
- アツコちゃん（仮）の計画的距離の詰め方
- タロウ先輩（仮）からの衝撃的な告白。
- アツコちゃん（仮）から真相を聞く。
- 最後に
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肉食系女子のアツコちゃん（仮）
まずこの肉食系女子の人となりをお伝えしていくと、一見はちょっと可愛い地味めな子でした。髪も一度も染めてない黒髪に、顔立ちも美人っていうよりは可愛い系。少しぽちゃっとした子でした。
でも超絶可愛い！っていう見た目ではなく、「あー、言われれば可愛いかも？」ぐらいの目立たない可愛さをもっている子でした。
服装もがっつりガーリーってわけではなく、カジュアルガーリーくらいをよく着ていました。
仮に名前を『アツコちゃん』とすると、このアツコちゃん。お付き合いしてきた男性の数は二人ぐらいでした。絶対多いと思いましたよね？実際は多くありませんでした。
勉強もそんなに出来るわけでもないし、出来ないわけでもありませんでした。本当に中間ぐらい。
こんなどこにでもいるちょっと地味めの子が肉食系女子なわけがない！
って思いますよね？私もそう思ってました…。
好きな男性を見つけるまでは…。
肉食系女子アツコちゃん（仮）、好きな男性ができる。
アツコちゃん（仮）とは、めちゃくちゃ話すっていうよりはあるサスペンスドラマについて話すぐらいの仲でした。『クリミナル・マインド』という海外のドラマがあるんですが、それを語れる人が当時アツコちゃんしかいなく、その話がしたい時に話すぐらいでした。
だからアツコちゃんから話しかけられるってことは滅多になく、私から話に行くことが多かったです。
ですが、ある日珍しくアツコちゃんから話しかけられました。
『クリミナル・マインド』の話かな～？と思って普通に会話をすると、なんと先輩の男性についてに恋バナだったんです！
私、驚愕。
なんでも、部活動中にボールを拾ってくれた先輩を好きになってしまったらしい。
ちなみにアツコちゃんは野球部のマネージャーでした。
標的の名前は、タロウ先輩（仮）。
タロウ先輩は運動部に所属していなく、私と同じ部活に入っていました。
何度か話したこともあったタロウ先輩（仮）。そんな情報をどこかでつかんだのか、私にタロウ先輩の事を教えて欲しいと言われました。
その時、タロウ先輩はフリー。
タロウ先輩は、よくいる塩顔で、髪型とかも気を使っていないタイプの陰キャでした。私と同類（笑）
そんなタロウ先輩とその時流行っていたアニメ『ラブライブ』についてよく話していました。タロウ先輩は生粋のアイドルアニメ好き。
そんなタロウ先輩と何でも見る私は話が合う。その為、部活動とかでよく喋ったり、廊下で呼ばれて喋ったりしていました。
アツコちゃん（仮）の計画的な出会い
そんなアツコちゃん、全くアニメも見ない人種でした。見るのはドラマばっかり、しかも海外ドラマ。でも、タロウ先輩のことをアツコちゃんに教えた日から、アツコちゃんはアイドルアニメを見るようになりました。
『ラブライブ』や『アイドルマスターシリーズ』などなど。見まくっていましたね。
恋ってすげぇ、ここまで人を変えるんや…。って思っていたある日、私が廊下でタロウ先輩と話していると、アツコちゃん（仮）が登場！
しかも「なになに～？」と入ってくるわけではなく、さりげなく鞄にラブライブのアクキーをつけて現れたんです！！
私は思わず、「え！？アツコちゃんアクキーもってるの！？」と話しかけてしまいました。いいように使われたな…。
そのまま三人で話すことが多くなっていきました。
でも私は特定の人とずっと一緒にいるタイプではなかったので、別の人と喋ることが多くなりました。必然的にアツコちゃんとタロウ先輩は二人っきりになるわけです。
そんな時に二人から映画に誘われました。そう『ラブライブ』の映画です。
断る理由もなかったので、一緒に行きました。でも二人の会話についていけない。映画の話には入れるけど、二人ならではの話が多くて会話に入れん！っていう状態…。
え！？そんなに仲良くなる！？
アツコちゃん（仮）の計画的距離の詰め方
でもあまりにも仲良くなりすぎてない！？そんなに学校で喋っているイメージないねんけど！ってなりました。
あまりにも気になったので部活動中にタロウ先輩に聞いてみたところ…。
なんとほぼ毎日LINEをしていたそうなんです。
長くやり取りをするときもあれば、一瞬で終わるような内容まで。ほとんど毎日。
そりゃ二人しか分からないネタがあるわけだよ！と納得する私。
私はLINEがまめではなかったので、アツコちゃんとのまめなやり取りが楽しかったらしい。そっからTwitterとかも相互フォローして、兎に角SNS上のやり取りが多かったらしいです。
タロウ先輩（仮）からの衝撃的な告白。
そんなある日、部活動中にタロウ先輩と荷物を運ぶことになりました。いつも通り、中身のない会話をしていると、タロウ先輩から「実はさ、俺楽子ちゃんのこと好きだったんだ。」と衝撃的な告白。
え？どういう状況？
私告白されました？って思っているさなか、タロウ先輩は「アツコちゃんも応援してくれてさ。でも段々アツコちゃんのことが好きになっちゃって…。」とまたまた衝撃的な告白。
え、両想いやん！っとなっている中。私、知らない間にダシに使われてたのねと乾いた笑いもでてくる。でもさこの時よ？衝撃的な言葉の連続すぎて、混乱していた私は「うん。よく分からないけど、応援するね。」と言ってしまった。
それが正解だったのか不正解だったのかはいまだに分からないけど、タロウ先輩は翌日アツコちゃんに告白したらしい。
アツコちゃん（仮）から真相を聞く。
無事に付き合ったアツコちゃんに「オメデトー！なんか凄い展開だったね。ドラマみたいだったよ？」と言いながら話をする。
アツコちゃんからは、「アリガトー！」と言われ、恋バナを再開する。そこから怒涛のネタバラシが始まる。
- タロウ先輩が楽子（私）を好きだったのは仲良くなる前から知っていた
- ボディータッチを多くして思わせぶりな態度をとった
- 二人だけの会話（ネタ）を多くして、周りと差別化した
- アツコちゃんから告白するのは嫌だったので、恋を応援するフリをして「女の子は告白されたいの！」としきりにLINEで伝えていた。
などなど…。
え、やばくない？計画的犯行すぎじゃない？アツコちゃん。
そう思うぐらい出てくる出てくるネタバラシが。この時ようやくアツコちゃんが狙った獲物（男）は逃がさない超絶肉食系女子だと気づきました。
ちなみに私はタロウ先輩以外で好きな人がいたのでご安心を！ただ巻き込まれただけです（笑）
最後に
そんな二人がどうやら結婚したらしく、報告の連絡が来たのでご紹介させていただきました。
いやー。世の中凄い人もいるもんだね。
絶対頭よかったでしょアツコちゃん！って今では思ってます。
アツコちゃん（仮）、タロウ先輩（仮）末永くお幸せに！
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