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今回は、声優の専門学校や養成所で困った自己PRをまとめました!
私自身あまり自己PRに困らなかったんですが、周りの友人がかなり困っていたので、この経験談が役に立てばなっと思います。
自己PRとは?
自己PRとは、事務所に所属するためのオーディションで必要な自己アピールになります。
主にオーディション用紙に記載する自己PRと、オーディション会場で披露する自己PRの二種類があります。
大体のオーディションは両方とも必要になりますので、オーディションする際の必須項目と思っていただければと思います。
稀にない時もありますが、その場合「自己紹介してください。」と言われる事が圧倒的に多いです。実際に私がオーディションを受けた時はそうでした。
今はどうか分かりませんが、そんなに変わってないと思います。
自己PRと自己紹介の違い
これは凄く難しいです。
当時の私は何も分からなかったですね。一緒じゃダメなの?ぐらいの気持ちでした。
ですので、先生方や講師の方に質問してどういう違いがあるのか聞きました。
その際に自己PRと自己紹介の違いは「意識の違い」と教えていただきました。
自己PRは自分が何が出来て、どういう声優を目指していて、どう即戦力になるかを意識して披露する。
自己紹介は自分がどういう人物で、どういう環境で育ったか、そしてそのうえで何が出来るかを意識して披露する。
上記のような違いです。自己PRの目的は「この人はどんな系統が得意なのか。どういう人物なのか。」を知ってもらう事であり、自己紹介の目的は「自分がどこ出身で、どういう訛りができて、どういう経験があるか。」を知ってもらう為になります。
オーディションする側の立場になった場合を想像して考えると分かりやすいかもしれないですね。
自己PRの攻略方法
以前簡単に書かせていただきましたが、私はそんなに自己PRが苦手ではありませんでした。色々要因があったのかもしれませんが、私の中では2つの要因のおかげだったのではないかと考えています。
1つ目の要因は、本をよく読んでいた事です。漫画でも小説でもエッセイでも、どんな本でも読むタイプの人間でした。一時期自分が活字中毒なんじゃ?と思ったこともあります…。
ですが別に国語の成績がよかったわけではありません。読むのが好きなだけで、それを考察したり解読したりすることに楽しさを感じていませんでした。ですが、無理やりにでも「オチ」をつける能力は得たと思っています。これがかなり役に立ちました。
2つ目の要因は、ネガティブだったことです。元々完璧人間になりたいと思っていた私は、何でこんなことも出来ないんだろうと小さな事でも気にするかなりのネガティブ女でした…。完璧人間になりたい人ほど陥りやすいらしいです。
でもこのネガティブが私を救ってくれました。
私がネガティブなのは出来ない事に目がいっているからなんです。では、逆に目がいっていないことはなんだろう?と疑問に思いました。それは簡単、自分が出来ている事です。出来ているから目がいかない、それは言葉を変えると、自分の得意ジャンルが分かっているになります。これがめちゃくちゃ大事でした。得意ジャンルが分かっただけで自己PRの方向性が見えてくるのです。
私の自己PRの中で評判がよかったものを、種類別に紹介させていただきます。
オーディション用紙に書く自己PR
まず、絶対条件ですが字を綺麗に見やすく書く事です。
自分がオーディション用紙を見る側の立場になった時、汚い用紙を隅々まで読もうと思いますか?思いませんよね。あくまでも審査しているのは人間です。審査している側が気に食わないと思えば落とされてしまうでしょう。
勿論ルックスがかなり整っているなどの付加価値があれば話は別ですが、一般的なルックスであれば字は綺麗に見やすく書いたほうがいいです。
ちなみに字が汚いと、先生や講師の方がアドバイスすらくれない時があるので注意です!
では、私が書いた自己PRの中で評判のよかったものを紹介したいと思います。
それは「得意ジャンル」と「好きなジャンル」の話をまぜた内容になります。
まず自分にとっての「好きなジャンル」の話をします。私はミステリー小説が好きだったのでその話を書きました。そこに付随する形で「得意ジャンル」につなげ、最後に「なのでこういう作品のこういうキャラクターを演じることが可能なので、こういう声優を目指しています。」とオチを付けました。
これはかなり評判がよかったシリーズになります。
どんなものが好きで、何が得意なのかしっかりアピールできていると褒められたこともありました。
更にはネガティブな言葉を一切使用しなかったことも褒められました。ネガティブな言葉は自己PRにはあまり必要ないようですね。
また攻略方法において、3~5個自己PRを用意しておくといいと思います。
その中から事務所にあった自己PRを選んで記載するといいと思います。
ナレーションの事務所なのに、外画の主役がとれる声優を目指していると書くのは違いますよね?そういう事です!
オーディション会場で披露する自己PR
大体1分~3分の間の制限時間が多いですね。なので1分、1分30秒、2分、2分30秒、3分の5個の自己PRを用意しておくと間違いありません。
たまにイレギュラーで5分とかありますが、その場合は組み合わせて乗り切ることが出来ましたので、最低5個準備しておきましょう。
披露するタイプの自己PRは、賛否両論あります。
評判が良かったものでも、次別のとこで同じことをやっても酷評された経験は何度もあります。そのたびに落ち込んでいましたが、まぁ最終的には運だな、と思うようになりました。
特に賛否両論別れるのが、動く系の自己PRですね。
動く系をよしとする審査員と、声優なのに動くの?という審査員がいます。どちらに当たるかは運次第になりますね。しっかりと審査員の表情を確認して、動く系やって眉間にシワがいったら動かない系の自己PRに変更したりするのがいいのかもしれません。
またどうせ運なので、新鮮さをとるのもいいかもしれません。
ずっと動かない自己PRだった場合、動く自己PRをするとかなり目立ちます。その新鮮さをとってもいいと思います。
私が披露した自己PRの中で評判が良かったものを紹介します。
それは「物語」と「得意ジャンル」を足したものです。私はよく本をよむので、ストーリーを考えているのが得意ですって所から始まり、「得意ジャンル」を演じながら披露し最後にどう役立つかを説明して「こういう声優を目指しています」にオチをつけました。
話を聞いていて単調にならずにやりたいことがわかると言ってくれて、評判が比較的によかったです。
最後に
自己PRをまとめてみましたがいかがでしょうか?
これから目指す人にとって役立つ情報になればなと思います。
他にも様々なまとめを書いておりますのでもしよかったら読んでみてください!
また、自己PRについて気になったことがあればコメントまでよろしくお願いします!
答えられる範囲で答えていきますので、何卒よろしくお願いします。