目次
これは実際に私が通っていた際の授業内容になります。
その授業にどんな苦労をしたのか、またどう攻略したのか書いていきたいと思います( *´艸`)
主な授業内容【声優の専門学校・養成所】
まず、専門学校と養成所の授業内容ですがほとんど変わりません。
変わるのは質だったり、実際に仕事を貰った時をイメージしているかしていないかになります。
では簡単に受けていた授業内容を箇条書きで纏めましたのでご覧ください!
【主な授業内容】
・自己紹介&オーディション対策&マナー
・舞台稽古
・エチュード(即興劇)
・歌唱
・アフレコ(ゲーム・アニメ・外画)
・基礎体力作り
・ナレーション
・ラジオ(雑談力)
など…。
全部の授業は受けられない!?
先程紹介した全ての授業が受けられるとは限りません。
上記以外にも細かい授業がありますが…それを含めると受けられない授業の方が多いのが現実です!
では、なぜ全ての授業が受けられないでしょうか?
それは追加でお金を払わないといけないからです。
最初に決められたカリキュラム以上に授業に参加したい場合は、追加で金額がかかる仕組みになります。これは専門学校も養成所も変わりません。
その為授業を選択する際は、慎重に選びましょう。
※人数オーバーで受けたい授業がとられる可能性もあるので本当に注意です!!
選択授業の選び方
沢山の授業があり何を選択すれば分からない!
となる方も多いでしょうが、基本的には得意ジャンルに行った方がいいと思います。
勿論目指したい声優像があれば問題ないですが、なければ得意ジャンルです。
得意ジャンルをさらに磨けば声優としての個性になり仕事に繋がりやすくなるからです。
「あの子そういえば老け役得意だよね?じゃあこのモブの仕事できるかもな。声をかけてみようかな?」と仕事を貰えるチャンスがあります。
私もこの流れで仕事を貰ったことがあります。
他の人より多くの事を経験することにおいて滅多にないチャンスです!
必修科目と選択科目
先程あげた主な授業内容は必修科目と選択科目に分かれます。
必修科目:全員が必ず受ける科目。
選択科目:選択肢の中から1~2科目しか受けれない科目。
必修科目と選択科目に分けてまとめてみました。
必修科目
・自己紹介&オーディション対策&マナー
・舞台稽古
・エチュード(即興劇)
・基礎体力作り
・基礎ナレーション
・ダンス
選択科目
・歌唱
・アフレコ(ゲーム・アニメ・外画)
・ラジオ(雑談力)&応用ナレーション
詳細な授業内容
必須科目と選択科目の主な授業内容について書いていきます。
私も実際受けていたのでここに苦労した、こういう必勝法があったなど詳しく載せておきます。
・自己紹介&オーディション対策&マナー
これは授業内容が変化していく科目になるので、このような書き方をさせていただきました。
まず入学や入所して最初の方は自己紹介の授業になります。
これから目指す声優像や得意ジャンル、名前の憶えてもらい方、自分の個性を紹介していくものになります。
最初は何も言われず自己紹介をし、ダメだしされ次の授業で工夫した自己紹介をするというのが私がいた専門学校・養成所での内容でした。
それが終わるとオーディション対策とマナーの授業になります。
その日事に変わりますが、オーディションが近い場合はオーディション対策。
それ以外はマナーや仕事の流れなど教えてもらいます。
マナー:アニメの仕事の時どこにどういう人がいて、どのように挨拶し、アフレコブースに入るのか。
オーディション対策:自己PRや、オーディション用紙の書き方。実技など注意点などです。
実際に受けて苦労したのは、応募理由ですね。なぜそこの事務所のオーディションを応募したのかを記載する覧があったときは苦労しました。
私はあまり悩む事が少なかったんですが、周りが苦労していたのは自己PRですね。何を書けばいいのか分からない。何を表現したらいいのか分からない。とよく友達に相談されました。
ですが自己PRは攻略方法があります。
それは目指す声優像を必ず記載する事と、ストックを用意しておくことです。
ストックは3~5個ぐらい自己PRを用意しておきましょう。
それはオーディション用紙に書く用3~5個。実技で話したり表現する用3~5個です。なので合計6~10個必要になる計算になります。急遽オーディションになった時の準備が楽になります。
オーディション用紙に書く自己PRは必ずオチに「自分がなりたい声優像」を書く事です。これで入りがどんなものでオチさえ綺麗に収まれば自己PRとして成立するからです。ただしネガティブな内容は書かないように注意しましょう。
実技の自己PRは大体1分間~3分間です。それぞれのタイムの自己PRを用意しておきましょう。
動くタイプでもいいですし、好きなものを喋るだけでも大丈夫です。兎に角自分がこういう人間ですよ!ってアピールをしましょう。
得意ジャンルをやるのが無難ですが、歌だけはやめましょう。ものすごく上手いのならいいですが、そこまで上手くないならせめて替え歌などにした方が断然いいです。
オーディション会場で歌の審査が別にあったりするケースもあるので、自己PRまで歌をやる必要がないのと、加工もなにもないアカペラになるので審査員受けはよくないです。
こちらもオチに「自分がなりたい声優像」を入れるとまとまります。
・舞台稽古
舞台稽古はほぼ必ずありますね。
舞台の演目を大きな節目として専門学校でも養成所でも行います。
その為必ずといって舞台稽古があります。
人格否定されたり色々辛い科目になりますが、いつかは終わる授業なのでやりきましょう。
攻略方法とは言えないですが、早めに台本を覚えることが大事です。
台本を早めに覚えるとメリットが沢山あるので、まずは台本をキチンと覚えましょう。
・エチュード(即興劇)
舞台稽古の一種になるかもしれませんが、場所によっては単体で科目になる所もあります。
エチュードとは即興劇です。台本も何もなくアドリブで芝居します。
一人芝居と、グループでの芝居があります。一人芝居は何となくストーリーを考えておけば大丈夫です。ですがグループでの芝居はどこにオチをつけるのか分からないまま終わってしまいます。それを打破する為には人の芝居をよく聞きましょう。
この人はこういうキャラクターを演じているなどの現状把握をいち早く理解することが大事です。そのあとに起爆剤を投入してあげればある程度物語ができるのでグループでの芝居にオチをつけることができます。
注意点は、相手のキャラクターを否定しないことです。「私は教師をしています。」「いいえ、貴方は私のお母さんですよ?」など話がおかしくなるので必ず否定しないようにしましょう!
・基礎体力作り
これはダンスの前の基礎授業みたいなものです。
普通に体育をします。以上。
・基礎ナレーション
ナレーションの仕事は多く、そして単価が高いから声優の仕事だけでも食べていけるようになる可能性が高いです。
ナレーション専門の事務所があるレベルです。
ナレーションの攻略方法は自分の個性・特徴を見つけることです。自分の声質は柔らかめという個性を見つければ自ずと、柔らかい声質のナレーションはこれが多い!と分かってきて自分がどんなナレーションに向いているのは分かります。そのうえでは苦手なジャンルも分かってくるので、そこは倍練習する!など自分で前に進むための道しるべができます。
・ダンス
専門学校では必須科目。養成所では選択科目か追加科目。
上記の科目分けが多いイメージですね。
正直音感やリズム感を鍛えて、ダンスを踊るだけです。講師もいるのでどこの体を鍛えたほうがいいのか相談にも乗ってくれるので専門家の意見を大切にしましょう!
・歌唱
大体どこでも選択科目が多いイメージですが、昨今声優さんが歌うケースが多いので必須科目になっているかもしれません。
下記の流れの授業するケースが多いです。
声の出し方→音感とリズム感のレッスン→実際に曲を決めて練習→テスト発表。
この流れをループします。
私は音程が取れない人だったので大分苦労しました。
ですが、先生や講師は根気強く教えてくれるしどういう練習した方がいいのかも教えてくれるのでそれ通り練習しましょう。
そのおかげで私はカラオケで65点から97点まであげれたことがあります。一曲だけでしたけどね。それぐらい音程がとれなかったので、音程が取れるようになったのはめちゃくちゃ嬉しかったです。
私のやり方が合うとは限りませんが、一応書いておくと、曲を永遠と流しながら永遠と一緒に歌うことです。しかも全て本気です。鼻歌まじりでもなく、楽でもなく、おなかに力込めて鼻腔を意識し本気で歌います。
私はこのやり方を先生に教えてもらいました。
せっかく専門家が近くにいるので苦手な所の練習方法は早めに聞きましょう!
・アフレコ(ゲーム・アニメ・外画)
選択科目でゲーム・アニメ・外画の3つから選ぶ形になります。
養成所でも専門学校でもそうでした。
場所によっては違う可能性もあるので注意です。
まずゲームのアフレコは、脳内シュチュエーションがめちゃくちゃ大事です。場所・状況・キャラクターの特徴などです。
例えば大中小のダメージセリフをとる場合、おなかを思いっきりなぐられた事を大とすると、中はどこになるのか。小は頬に切り傷が入る程度かな?と考える力が大切になります。
アニメのアフレコは既存のアニメを無音にしてやることが多いです。
これはかなり楽しい授業ですが、口パクを合わせたり、口パクの中だけの表現が難しいので、楽しいと思えるウチに色々チャレンジしてみるといいと思います。
また言われた通りの表現をするのが結構難しかったりします。「そこはもう少し元気めに」とか「そこは~だから~風に」とか何も言ってくれなくて「もう一回やって」と言われることもあるので注意です。
「もう一回やって」の難しさが尋常じゃないので、それぞれの攻略方法を見つけるしかありません!!
外画のアフレコは、既存の外画を片耳で聞きながらやります。勿論聞くのは日本語ではありません。息遣いや、特徴を掴んでやります。
声質が似ている人が選ばれることが多いですが、それと同じぐらい座組で選ばれるというのがあります。座組というのはその音響監督といつも仕事をしている、つまりは贔屓役者のことです。勿論新規メンバーもいると思いますが、大体音響監督さんがよく使う人はモブだったり準主役とかで名前がのっているケースがあるので要チェックです。
攻略方法ですが、外画の特徴を抑えることが大事です。外画特有の喋り方ですね。それを覚えることが必須条件になります。
ちなみに最近は色んな動画サイト(Hulu、NETFLIXなど)がある為、外画のアフレコはかなり仕事がある見込みになります。
・ラジオ(雑談力)&応用ナレーション
これは必須科目と選択科目どちらかにあります。
私が通った専門学校だと選択科目、養成所だと必須科目でした。
ラジオは実際に配信することがあるので要注意です。ただし選ばれた人のみの可能性が高いので選ばれるように頑張りましょう!
基本的にラジオの授業は雑談力の授業と言っても差し支えないです。
雑談を少しオーバーにコロコロ感情変えて読む事が大切ですね。それだけでも少し面白くなります。
また、応用ナレーションも同じ授業にあるケースがあります。
応用ナレーションは得意ジャンルを伸ばすの一転集中になるケースが多いです。その為必ず得意ジャンルを作っておきましょう。
また得意ジャンルが分からない方は、基礎ナレーションでもお伝えした通り、自分の声質と似ているナレーターを探し、その人が多くやっているナレーションを探せば自ずと得意ジャンルが判明します。ただし努力次第の所はあるので頑張ってください。
かなり仕事に繋がりやすい授業になるので、気合を入れましょう!
最後に
声優を目指していた時の、専門学校・養成所での実際にあった授業まとめでした。
今後どういう授業になるか知りたい方、声優を目指すうえでどういうカリキュラムがああるか知りたい方への役立つ情報になればなと思います。
他にも専門学校と養成所のメリット・デメリットなどもまとめてますので、気になった方はそちらもみていただけますと幸いです!